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【唾液】7つの作用

唾液 人体と健康

口内は体内への入り口です。

食べ物などが最初に通るところなので、ウイルスや細菌も多く、さまざまな機能が求められます。

その機能の多くを担っているのが唾液です。

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唾液の働き

・消化作用
・保護作用
・洗浄作用
・抗菌作用
・緩衝作用
・再石灰化作用
・排出作用

消化作用

唾液に含まれる酵素(アミラーゼ)が、食べ物に含まれるでんぷんを分解し、消化されやすい状態にします。また、舌にある味蕾(みらい)に唾液が味のもととなる物質を運ぶことで、食べ物の味を感じることができます。

保護作用

唾液が口の中の粘膜全体を覆って保湿・保護します。

洗浄作用

口の中の食べカスを洗い流し、口の中をきれいにして虫歯や口臭を防ぎます。

抗菌作用

口から入ってくる細菌の増殖を防ぐ抗菌作用があります。

緩衝作用

口腔内のpHを保つ緩衝作用があります。

再石灰化作用

唾液に含まれるカルシウムやリンなどは、歯の再石灰化を促し虫歯になりにくくします。

排泄作用

体内に投与された薬物の一部が唾液で排泄される作用があります。

カリスマくん
カリスマくん

唾液は一人で何役もこなしてるんだね。すごい!

過去問

第31回 問題99 

唾液腺と唾液に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 副交感神経は唾液分泌を抑制する。
2 唾液分泌は食事摂取時に限られる。
3 耳下腺の導管は口腔底{こうくうてい}に開口する。
4 唾液には抗菌作用がある。
5 舌下腺は小唾液腺である。

選択肢4が正解です。

第35回 問題24

次のうち、口臭の原因になりやすい状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1  唾液の増加
2  義歯の装着
3  歯周病(periodontal disease)
4  顎関節症(temporomandibular joint disorder)
5  低栄養状態

1  唾液の増加
誤りです。唾液の増加は口臭を低減します。

2  義歯の装着
誤りです。義歯により食べ物のカスが口内に残りやすい場合は細菌の繁殖により口臭の原因になりますが、義歯の装着自体が口臭の原因になることは低いです。

3  歯周病(periodontal disease)
これが正解です。

4  顎関節症(temporomandibular joint disorder)
誤りです。

5  低栄養状態
誤りです。

第37回 問題23

Aさん(78歳、女性)は、友人から口臭を指摘されて悩んでいる。また、食事をするときに、「水分と一緒に食べないと飲み込みにくい」とも話している。Aさんに歯の欠損、麻痺{まひ}はなく、ストレスの訴えもない。
次のうち、Aさんのからだの中で、機能低下が考えられるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1  咀嚼
2  蠕動運動
3  嗅覚
4  唾液分泌
5  胃液分泌

選択肢4の唾液分泌の低下が原因として考えられます。

次の記事

次は、老化について。

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