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ハインリッヒの法則

ハインリッヒの法則 理論・各論・方法論
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1:29:300の法則

ハインリッヒの法則とは、1件の重大事故の裏には、29件の小さな事故、300件のヒヤリハットがあるという労働災害の経験則です。

ということでハインリッヒの法則は、別名「1:29:300の法則」とも呼ばれます。

アメリカの損保会社で労働災害を調査していたハインリッヒが発表しました。

確率的には、300件のヒヤリハットが積み重なれば、その中から1件の重大事故が発生することになります。

ということで、ヒヤリハットの段階でしっかり芽を摘んでおきましょうということです。

ハインリッヒの法則

過去問

第33回 問題26 

ハインリッヒ(Heinrich, H.)の法則に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 機能障害、能力障害、社会的不利という障害をとらえるための分類である。
2 人間の自己実現に向けた欲求を5つの階層で示したものである。
3 一つの重大事故の背景には、多くの軽微な事故とヒヤリハットが存在する。
4 患者が余命を知らされてから死を受容するまでの心理的プロセスである。
5 生活課題を抱えた人の支援をする上で必要な7つの原則である。

1 機能障害、能力障害、社会的不利という障害をとらえるための分類である。
これはICIDHの内容です。

2 人間の自己実現に向けた欲求を5つの階層で示したものである。
これはマズローの欲求階層説の内容です。

3 一つの重大事故の背景には、多くの軽微な事故とヒヤリハットが存在する。
これが正解です。

4 患者が余命を知らされてから死を受容するまでの心理的プロセスである。
これはキューブラー・ロスが唱えた「死の受容過程」のことでしょう。

5 生活課題を抱えた人の支援をする上で必要な7つの原則である。
これはバイステック7原則のことでしょうか?

公認心理師 第2回 問29

ある人物の起こした件の大きな事故の背後には、同一人物による軽度、重度の同様の事故が 29 件発生しており、さらにその背後には、事故にはならなかったが危ない状況が 300 件あることを示した事故発生モデルは何か、正しいものをつ選べ。
① インシデント
② 危険予知モデル
③ スイスチーズモデル
④ スノーボールモデル
⑤ ハインリッヒの法則

選択肢⑤が正解です。

次の記事

次は、ユニバーサルデザイン7原則について。

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