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経管栄養

経管栄養は、文字通り体に管を通して、そこから栄養を摂取します。

経管栄養における注意点を以下に挙げます。

・注入量の指示は医師が行う
・注入する栄養剤は支持通りの温度にしないと下痢をおこす可能性あり
・栄養剤の液面は、胃から50cm程度高くする(口から胃までの長さが約50cmくらいなので、同じ高さにしておくと胃に流れ込む速さが適切に)
・経鼻経管栄養では咽喉を通るため経口摂取は併用できない
・カテーテルチップシリンジ(以下)
カテーテルチップシリンジは、カテーテルと繋げて薬液などを注入するものです。

胃ろう

胃ろうは胃に直接カテーテルをつないで食事摂取する方法です。

胃ろうの特徴は、先ほどの経管栄養と違って経口摂取を併用できるということが挙げられます。

つまり胃ろうをしていても、口から食べることもできるのです。

喀痰吸引

・介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引は「咽頭の手前まで」
・介護福祉士が喀痰吸引を行うには喀痰吸引等を行うためには、実地研修を修了する必要あり
・気管カニューレ(以下)

カニューレとは、管のことです。
カテーテルも、管のことです。
同じです。

膀胱留置カテーテル

膀胱留置カテーテルは、尿を持続的に排出させるものです。

膀胱留置カテーテルを使用している利用者を介護するときの注意点は以下です。

・排尿バッグは膀胱より下に置く
・カテーテルの抜去は医療職のみ可能
・尿量の確認や記録は介護福祉職が可能

過去問

第32回 問題51 

膀胱留置カテーテルを使用している利用者への介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 水分摂取を控えてもらう。
2 カテーテルが折れていないことを確認する。
3 採尿バッグは膀胱と同じ高さに置く。
4 尿漏れが見られたらカテーテルを抜去する。
5 尿量の確認は看護師に依頼する。

1 水分摂取を控えてもらう。
水分摂取を控えるのはダメです。

2 カテーテルが折れていないことを確認する。
これが正解です。

3 採尿バッグは膀胱と同じ高さに置く。
排尿バッグは膀胱より下に置かなければなりません。

4 尿漏れが見られたらカテーテルを抜去する。
カテーテルを抜去できるのは医療職のみです。

5 尿量の確認は看護師に依頼する。
尿量の確認は看護師でなくても介護福祉職でも可です。

第33回 問題109 

介護福祉職が経管栄養を実施するときに、注入量を指示する者として、適切なものを1つ選びなさい。
1 医師
2 看護師
3 訪問看護事業所の管理者
4 訪問介護事業所の管理者
5 介護支援専門員(ケアマネジャー)

選択肢1が正解です。

第33回 問題113 

経管栄養の実施に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 経管栄養の準備は、石鹸と流水で丁寧に手を洗ってから行う。
2 栄養剤は、消費期限の新しいものから使用する。
3 胃ろうや腸ろう周囲の皮膚は、注入開始前にアルコール消毒を行う。
4 カテーテルチップシリンジは、1回使用したら廃棄する。
5 口腔ケアは、数日に1回行う。

選択肢1が正解です。

第32回 問題113 

経管栄養の実施時に、冷蔵庫に保管していた栄養剤を指示どおりの温度にせずにそのまま注入したときに起こる状態として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
1 呼吸困難
2 胃ろう周囲のびらん
3 下痢
4 褥瘡
5 低血糖

選択肢3が正解です。

第31回 問題113 

イルリガートル(注入ボトル)を用いた経鼻経管栄養に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 栄養剤は、半固形化栄養剤を用いる。
2 嘔気があるときは、注入速度を遅くして滴下する。
3 イルリガートルに栄養剤を入れてから、2時間後に滴下する。
4 栄養剤の液面は、胃から50cm程度高くする。
5 使用した物品は、消毒用エタノールにつけて消毒をする。

選択肢4が正解です。

第33回 問題111 

介護福祉職が実施する喀痰吸引で、口腔内と気管カニューレ内部の吸引に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 気管カニューレ内部の吸引では、カニューレの内径の3分の2程度の太さの吸引チューブを使用する。
2 気管カニューレ内部の吸引では、滅菌された洗浄水を使用する。
3 気管カニューレ内部の吸引では、頸部を前屈した姿勢にして行う。
4 吸引時間は、口腔内より気管カニューレ内部のほうを長くする。
5 吸引圧は、口腔内より気管カニューレ内部のほうを高くする。

選択肢2が正解です。

第32回 問題109 

介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引の範囲として、正しいものを1つ選びなさい。
1 咽頭の手前まで
2 咽頭まで
3 喉頭まで
4 気管の手前まで
5 気管分岐部まで

選択肢1が正解です。

第32回 問題110 

2011年(平成23年)の社会福祉士及び介護福祉士法の改正に基づいて、介護福祉士による実施が可能になった喀痰吸引等の制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 喀痰吸引や経管栄養は、医行為から除外された。
2 喀痰吸引等を行うためには、実地研修を修了する必要がある。
3 介護福祉士は、病院で喀痰吸引を実施できる。
4 介護福祉士は、この制度の基本研修の講師ができる。
5 実施できる行為の一つとして、インスリン注射がある。

選択肢2が正解です。

第32回 問題111 

Kさん(76歳)は、日頃から痰がからむことがあり、介護福祉士が喀痰吸引を行っている。
鼻腔内吸引を実施したところ、吸引物に血液が少量混じっていた。
Kさんは、「痰は取り切れたようだ」と言っており、呼吸は落ち着いている。
このときの介護福祉士の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 出血していそうなところに吸引チューブをとどめる。
2 吸引圧を弱くして再度吸引をする。
3 血液の混じりがなくなるまで繰り返し吸引をする。
4 鼻腔と口腔の中を観察する。
5 鼻腔内を消毒する。

選択肢4が正解です。

第32回 問題112 

口腔内・鼻腔内の喀痰吸引に必要な物品の管理に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 吸引チューブの保管方法のうち、乾燥法では、浸漬法に比べて短時間で細菌が死滅する。
2 浸漬法で用いる消毒液は、72時間を目安に交換する。
3 吸引チューブの洗浄には、アルコール消毒液を用いる。
4 吸引チューブの洗浄水は、24時間を目安に交換する。
5 吸引物は、吸引びんの70~80%になる前に廃棄する。

選択肢5が正解です。

第31回 問題111 

気管切開をして人工呼吸器を使用している人の喀痰吸引に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 気管カニューレを抜いて、吸引を行う。
2 頸部を前屈した姿勢にして、吸引を行う。
3 1回の吸引時間は、20~30秒とする。
4 吸引チューブの挿入の深さは、気管分岐部の手前までである。
5 吸引を終了した後は、人工呼吸器の作動状況を確認する。

選択肢5が正解です。
人工呼吸器は命にかかわる機器ですから、とにかく動作確認が重要です。

第33回 問題112 

Hさん(80歳、男性)は嚥下機能の低下があり、胃ろうを1か月前に造設して、自宅に退院した。
現在、胃ろう周囲の皮膚のトラブルはなく、1日3回の経管栄養は妻と介護福祉職が分担して行っている。
経管栄養を始めてから下肢の筋力が低下して、妻の介助を受けながらトイレへは歩いて行っている。
最近、「便が硬くて出にくい」との訴えがある。
Hさんに対して介護福祉職が行う日常生活支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 入浴時は、胃ろう部を湯につけないように注意する。
2 排泄時は、胃ろう部を圧迫するように促す。
3 排便は、ベッド上で行うように勧める。
4 経管栄養を行っていないときの歩行運動を勧める。
5 栄養剤の注入量を増やすように促す。

選択肢4が正解です。

第31回 問題101 

胃ろうに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ろう孔周囲のびらんは、放置してよい。
2 ろう孔は、カテーテルの抜去後、およそ1時間で自然に閉鎖する。
3 カテーテルの交換は不要である。
4 ミキサー食の注入は禁止されている。
5 経口摂取も併用できる。

選択肢5が正解です。

第31回 問題112 

胃ろうによる経管栄養の実施手順として、栄養剤を利用者のところに運んだ後の最初の行為として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 体位の確認
2 物品の劣化状況の確認
3 栄養剤の指示内容の確認
4 本人であることの確認
5 経管栄養チューブの固定状況の確認

選択肢4が正解です。

第33回 問題49 

自己導尿を行っている利用者に対する介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 座位が不安定な場合は、体を支える。
2 利用者が自己導尿を行っている間は、そばで見守る。
3 利用者と一緒にカテーテルを持ち、挿入する。
4 再利用のカテーテルは水道水で洗い、乾燥させる。
5 尿の観察は利用者自身で行うように伝える。

選択肢1が正解です。

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