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【摂食障害】神経性無食欲症(神経性やせ症)、神経性過食症

摂食障害 疾患

海外のセレブが摂食障害というニュースを見ますが、これらの多くは摂食障害の中でも神経性無食欲症に当たります。しかし摂食障害はそれだけではありません。いくつかの形がありますので見ていきましょう。

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摂食障害とは

摂食障害には、神経性無食欲症、神経性過食症、過食性障害、回避制限性食物摂取症、異食症など、様々な種類があります。ここでは神経性無食欲症(拒食症)、神経性過食症(過食症)について見ていきましょう。

神経性無食欲症(神経性やせ症)

神経性無食欲症は、体重が減り続けているにもかかわらず食事を制限する一方、頭の中は食べもののことにとらわれています。青年期または成人期早期に発症するのが通常で、じっとしていられない過活動状態になります。女性に多く見られ、無月経になるなどの症状が出ます。この疾患の原因は不明で、女性であることを除けば危険因子はほとんど特定されていません。

以下の2タイプに分かれます。

神経性無食欲症の種類内容
摂食制限型食事を制限する
過食排出型食事を制限するが、定期的な過食や排出行動(意図的な嘔吐など)もみられる

治療で注意が必要なのは、リフィーディング症候群です。

リフィーディング症候群とは、慢性的な栄養障害がある状態に対して、急激に栄養補給を行うと発症する代謝性の合併症です。

飢餓状態が長く続いたあとに急に栄養補給されると、心不全や呼吸不全、腎不全、肝機能障害ほか多彩な症状を呈することがありますので、点滴などで急激に栄養補給してはいけません。

神経性過食症

神経性過食症は、大量の食べものを短時間で次から次へと摂取し、その後、意図的な嘔吐や下剤の服用など、食べ過ぎを埋め合わせる行為を繰り返し行うことが特徴です。

過食性障害

過食性障害は、過食が特徴ですが、その後に食べ過ぎを埋め合わせようとする嘔吐などを行うことはありません。

過去問

第37回 問題32

次の記述のうち、神経性無食欲症(anorexia nervosa)に関するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1  活動性が高まる。
2  学童期に最も生じやすい。
3  太ることへの恐怖はみられない。
4  低体重の深刻さを理解している。
5  多くが男性である。

選択肢1が正解です。じっとしていられない過活動状態になります。

精神保健福祉士 第22回 問題4

次のうち、成人で発症した神経性無食欲症の典型的な症状として、正しいものを2つ選びなさい。
1 頻脈
2 無月経
3 過活動
4 低身長
5 過呼吸

1 頻脈
誤りです。頻脈ではなく徐脈が起こります。

2 無月経
正しいです。

3 過活動
正しいです。

4 低身長
子どもであれば成長途上で身長が伸びないことがありますが、問題文は「成人で発症した」となっています。

5 過呼吸
典型的症状ではありません。

次の記事

次は、失語症について。

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