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看護&ソーシャルワークの母

M.リッチモンド 福祉の歴史

看護やソーシャルワークの歴史を作ってきた偉人達を紹介します。介護福祉士ならナイチンゲールは知っておきましょう。

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看護&ソーシャルワーク3人衆

フローレンス・ナイチンゲール@イギリス

ナイチンゲール(Nightingale, F.)は、1853~1856年クリミア戦争での野戦病院で負傷兵たちへの献身的な看護を実施し負傷兵の治療に当たりました。また、世界初の看護師訓練学校を設立し看護教育にも尽力したことから「近代看護教育の母」とも呼ばれています。

ナイチンゲールは「患者の自然治癒力を阻害している環境を調整すること」に看護の本質を見出していました。以下の著書も有名です。

1859年「看護覚え書」

新版 ナイチンゲールの『看護覚え書』 イラスト・図解でよくわかる!

ミルトン・メイヤロフ@アメリカ

メイヤロフ(Mayeroff, M.)は、ケアリング研究の先駆者であり、1971年の著書「ケアの本質-生きることの意味」の中で、「一人の人格をケアするとは、最も深い意味で、その人が成長すること、自己実現することを助けること」「自分以外の人格をケアするには、自分がその人になったかのように理解できなければならない。」と記し、 医療介護だけにとどまらない幅広い概念としてのケアを論じています。


ケアの本質: 生きることの意味

メアリー・リッチモンド@アメリカ

「ケースワークの母」と呼ばれるリッチモンド(Richmond, M.)は、慈善組織協会COSの活動を通してケースワークを専門化し、以下の著書も出版しています。

1917年「社会診断」
1922年「ソーシャルケースワークとは何か」

過去問

第34回 問題1

著書『ケアの本質-生きることの意味』の中で、「一人の人格をケアするとは、最も深い意味で、その人が成長すること、自己実現することをたすけることである」と述べた人物として、正しいものを1つ選びなさい。
1 神谷美恵子
2 糸賀一雄
3 フローレンス・ナイチンゲール(Nightingale, F.)
4 ミルトン・メイヤロフ(Mayeroff, M.)
5 ベンクト・ニィリエ(Nirje, B.)

1 神谷美恵子
誤りです。神谷美恵子は精神科医としてハンセン病患者の行動と心を分析しています。「人間をみつめて」「生きがいについて」などの著書があります。

2 糸賀一雄
誤りです。糸賀一雄は知的障害児等の施設「近江学園」を設立し、「この子らを世の光に」などの著書が有名です。

3 フローレンス・ナイチンゲール(Nightingale, F.)
誤りです。ナイチンゲールは近代看護教育の母と呼ばれ、著書「看護覚え書」が有名です。

4 ミルトン・メイヤロフ(Mayeroff, M.)
これが正解です。

5 ベンクト・ニィリエ(Nirje, B.)
誤りです。ニイリエはノーマライゼーション育ての父と呼ばれています。

第33回 問題1 

人権や福祉の考え方に影響を与えた人物に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 リッチモンド(Richmond, M.)は、『ソーシャル・ケース・ワークとは何か』をまとめ、現在の社会福祉、介護福祉に影響を及ぼした。
2 フロイト(Freud, S.)がまとめた『種の起源』の考え方は、後の「優生思想」につながった。
3 マルサス(Malthus, T.)は、人間の無意識の研究を行って、『精神分析学入門』をまとめた。
4 ヘレン・ケラー(Keller, H.)は、『看護覚え書』の中で「療養上の世話」を看護の役割として示した。
5 ダーウィン(Darwin, C.)は、『人口論』の中で貧困原因を個人の人格の問題とした。

1 リッチモンド(Richmond, M.)は、『ソーシャル・ケース・ワークとは何か』をまとめ、現在の社会福祉、介護福祉に影響を及ぼした。
これが正解です。

2 フロイト(Freud, S.)がまとめた『種の起源』の考え方は、後の「優生思想」につながった。
「種の起源」はダーウィンです。

3 マルサス(Malthus, T.)は、人間の無意識の研究を行って、『精神分析学入門』をまとめた。
「精神分析学入門」はフロイトです。

4 ヘレン・ケラー(Keller, H.)は、『看護覚え書』の中で「療養上の世話」を看護の役割として示した。
「看護覚え書」はナイチンゲールです。

5 ダーウィン(Darwin, C.)は、『人口論』の中で貧困原因を個人の人格の問題とした。
「人口論」はマルサスです。

次の記事

次は、ナチス強制収容所の地獄を生きた3人の偉人を紹介します。

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