【爪】主成分はタンパク質

爪には健康状態が現れます。爪の状態が良い人は健康です。

爪について

爪の主成分は三大栄養素の１つ「たんぱく質」で、毎日0.1mm程度伸びます。正常な爪は薄いピンク色をしています。

爪の表面は「爪甲」、爪の内側は「爪床」、爪の根本部分は「爪半月」と呼ばれます。

爪半月は角質化していない成長途中の爪です。

皮膚の下に隠れた爪の根本は「爪根」、その内側の新しい爪をつくる細胞が集結している部分を「爪母」と呼ばれます。

介護福祉職が利用者の爪切りを行うに当たって、注意すべき点は以下の内容です。

・爪切りは入浴後など爪が柔らかく切りやすい状態で行うのが望ましい
・爪切り後は、やすりをかけて滑らかにする

成人の爪に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1  主成分はタンパク質である。
2  1日に1mm程度伸びる。
3  爪の外表面には爪床がある。
4  正常な爪は全体が白色である。
5  爪半月は角質化が進んでいる。

1 主成分はタンパク質である。
これが正解です。

2 1日に1mm程度伸びる。
爪は１日に0.1mm程度伸びます。

3 爪の外表面には爪床がある。
爪の外表面は爪甲と呼ばれます。爪床はその内側にあります。

4 正常な爪は全体が白色である。
正常な爪は薄いピンク色です。

5 爪半月は角質化が進んでいる。
爪半月は角質化していない成長途中の爪です。

医学的管理の必要がない高齢者の爪の手入れに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1  爪は、入浴の前に切る。

2  爪の先の白い部分は、残らないように切る。
3  爪は、一度にまっすぐ横に切る。
4  爪の両端は、切らずに残す。
5  爪切り後は、やすりをかけて滑らかにする。

1 爪は、入浴の前に切る。
誤りです。爪は水分に浸すことで柔らかくなって切りやすくなるため、爪切りは入浴後が望ましいです。

2 爪の先の白い部分は、残らないように切る。
誤りです。白い部分を残らないように切ると深爪になってしまいますので少し残る程度が良いです。

3 爪は、一度にまっすぐ横に切る。
誤りです。何度かに分けて慎重に切ります。

4 爪の両端は、切らずに残す。
誤りです。爪の両端も少し切ります。

5 爪切り後は、やすりをかけて滑らかにする。
これが正解です。

次は、唾液について。